参降町で40年にわたって営業している中華料理店「りんりん」。そこで働いている大下たま代さんは、お店の経理だけでなく、自治会の会計業務を長く受け持っています。
商業高校出身で、そろばんや簿記などもお手の物。レジが故障して使えなかった時は、得意の暗算でサッと計算し、過不足なくお金の受け渡しをして、お客さんを驚かせたのだとか。
「もちろん、帳簿をつけるのも苦ではありません。帳簿の数が合わない時は、途中のどこかでズレている。それを見つけてピタッと合わせた時は、そりゃあもう勝ち誇った気分ですよ(笑)」(大下さん談)
参降町自治会では、大下さんのそんな特技を活かして、皆様から預かった自治会費や募金の集計と、年間の収支計算をお願いしています。作業はいつも手早くて正確。横で電卓を使って計算している方が遅いこともしばしば(ハイ、遅いのは私、筆者です)。本当に頼りになります。
さて、りんりんで提供される料理は、いつ食べてもホッとする、まさに安定の味。ここでも大下さんの正確さが活かされているのでしょうか。
「いやいや、私が鍋をふる訳ではないから。でも、ラーメンのトッピングを盛り付けると、『いつも見本と同じだね』と言われることが多いですね」(大下さん談)
すごいですよ、大下さん。
そんな訳で、参降町自治会の会計を長く務めている大下さん。穏やかな表情と話し方からは想像できない、驚きの才能の持ち主かもしれません。これからも自治会活動でお世話になります。お店の業務も頑張ってくださいね。